高校球児の野球留学

今年のセンバツは大阪桐蔭の優勝で終わりました。

青森代表の光星学院の優勝旗への挑戦は、あと一歩で涙を呑むことになりました。

光星学院のレギュラーのうち地元中学出身はエースの金沢のみで、他はみな他府県からの、いわゆる「野球留学生」だとのことです。

主将で捕手の３番田村くん、４番北條くんは大阪出身です。

野球留学については、高校野球＝郷里の代表というイメージが強い事から、否定派の声が強いように思われます。

野球留学の否定派の人たちは「地元の子を押しのけて」という意見があります。

野球留学組だってちゃんと寮に住所を移し住み、学校に通って、青春の3年間をその土地に預けているのです。

野球留学したからといってレギュラーとかベンチ入りが約束されているわけではなく、スタートラインはあくまで地元中学出身者と同じです。

東北地方へ野球留学した子供が遠征で久しぶりに家に戻ったきた際に、脱いだ服をとっちらかったままにしていた息子が、丁寧に畳む姿を見て、成長を感じ、涙する母もいたそうです。

野球留学が悪いわけじゃないです。

野球留学している球児は、15歳で親元を離れて野球を頑張っているんです。

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