海藻食べ過ぎが甲状腺がんリスク増

閉経後の女性が海藻を食べ過ぎると、甲状腺がんのリスクが高まる可能性があるとのことです。

国立環境研究所と国立がん研究センターのチームが欧州のがん専門誌に発表しました。

国立環境研究所の道川武紘研究員は、海藻に含まれるヨウ素が原因の可能性があると分析しています。

調査開始後に甲状腺がんになった閉経後の女性は111人で、40～69歳の女性約5万人を追跡調査した結果です。

海藻をほぼ毎日食べるグループは、週2回以下のグループに比べ、2．4倍癌になりやすい結果が出ました。

甲状腺がんの一種である乳頭がんでは3．8倍の差がありました。　

閉経前の女性は海藻を頻繁に食べてもリスクは増えませんでした。

ヨウ素は甲状腺から分泌されるホルモンの大切な成分です。　

ヨウ素が不足すると、甲状腺ホルモンの分泌が悪くなり、いろいろな障害を来すことになります。

甲状腺ホルモンの最も重要な働きは、新陳代謝の調節、促進です。　

私たちの体は食物を取り入れ、その栄養分を吸収したり、蓄えた栄養分をエネ ルギーに変えて体を動かすことに使ったりします。

閉経後にリスクが高まるのは、女性ホルモンの濃度の変化などが関係していると考えられます。

閉経後は、海藻を必要以上に摂取しないよう気をつけた方がいいそうです。

閉経の逆襲 (文春文庫) (文庫) / 中村うさぎ

タグ：ヨウ素 閉経 乳頭がん 海藻 甲状腺がん

コメント 1

病気は電磁波の悪用が原因です。津市の沼口不動産の家族は加害者です。
by NO NAME (2012-04-16 13:45)